お月見(沼)

9月30日(日)は、旧暦(太陰暦)の8月15日。
いわゆる十五夜で、中秋の名月とも言われる満月の夜F3C5.gifです。
皆さんは、十五夜にお月見をしたことってありますか?
市内でも以前は、家庭の年中行事として、
この日にお月見があったようですよ。

<満月までもう一息。26日(水)午後8時30分頃、さいたま市北区から見た月>
c0238060_10395927.jpg

便利なネタ本F677.gif「浦和市史(民俗編)」、「大宮市史(第五巻)」によると、
十五夜は、秋の七草F487.gifを一升ビンなどにさして飾り、
月の見える縁先などに、机やチャブ台を出して、
月見団子(数は15個)、ボタモチ、柿、栗、里芋、
ヤツガシラ、サツマ芋などを月に供えて、お月見をするのだとか。

<同じく、午後11時30分頃>
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十五夜は、満月を祝う行事なので、旧暦(太陰暦)の8月15日に
行う家もあったようですが、市内では月遅れで9月15日に行う家が
多かったそうです。この場合は月の満ち欠けF65E.gifに関係なく、
満月でなくても、月が出ていなくても、行うのだとか。

「月が出ていなければ、お月見にならないじゃない。」というツッコミが
ありそうですが、人々は、それだけ十五夜を大切にしていたんだという
ことにしてくださいね。

とにもかくにも、十五夜F3C5.gif
市内のどこかで催し物はないかと、「市報さいたま」9月1日号の
情報掲示板を探してみると、ありましたっ!
題して、「星空散歩 〜中秋の名月スペシャル〜 」。
会場は、JR大宮駅西口徒歩3分「JACK大宮」にある
「さいたま市宇宙劇場」。プラネタリウムと観望会で
名月を楽しめます。詳しくはこちらから。



さらに、「さいたま市宇宙劇場」では、プラネタリウムで
「満月−その神秘な夜に−」という番組を投影F6F0.gifしています。
期間は、11月25日(金)までになりますので、
同劇場ホームページのトップページ、番組のご案内を
チェックしてくださいね。


<さいたま市宇宙劇場(手前の建物)>
c0238060_10403113.jpg

話はもどって、お月見に欠かせないのは、月見団子F386.gif
そのレシピが「ネタ本F677.gif」に載っています。

十五夜は、特別な日のひとつだったので、
米の粉で団子を作ることが多かったようですが・・・。

米をついて精白し、それを石臼で粉にします。
フルイにかけてから粉を湯で練り、丸めてセイロで蒸して
出来上がり。(ほんと、「ネタ本F677.gif」は偉大です。)

そういえば、子どもの頃、母親の実家F684.gifに行くと、おばあちゃんが
蒸したお団子に醤油をひたして火で炙る「焼き団子」を必ず
作ってくれました。その美味しかったこと・・・。
母屋の縁側で、お団子を練る優しいおばあちゃんの姿は、
「焼き団子」の味とともに今でも忘れることができません。

ところで、皆さんご存知のように、月F65E.gifは洋の東西を問わず、
数多くの物語や歌、詩の題材となっています。

とってほしいと泣く子もいれば、連れて行ってほしいとせがまれたり、
ウサギが住んでいるとか、吼えたり、はたまた、明かりのもとで
踊ったり、遠回りしたりとか・・・。

月にまつわるエトセトラを見渡すと、たんに「美しい」、「キレイ」という
だけではなく、「神秘的」、あるいは「妖しい」、なかには「ゆゆしい」と
いった描かれかたもありますよね。

これから、ご紹介する見沼の伝説、皆さんには月がどのように
映りますか?
少し長くなりますが、どうぞおツキあいください。

この伝説の出典は、当然ではありますが、偉大なる「ネタ本F677.gif」です。

c0238060_15252320.jpg

 秋の七草の一つにオミナエシという黄色い花の咲く
 可憐な草花がある。同じ草で白い花の咲くのをオトコエシと呼ぶが、
 見沼周辺には白黄二色の花を同時に付けるのがあり、
 里人はこれをミナノエシと呼んでいる。このミナノエシには
 次のような伝説がある。
(筆者注=ミナには「男女」を充てる。)

 見沼の近くに住む豪族に一人の娘がいたが、
 ある若者と恋に落ちた。しかし何かの行き違いから仲違いとなり、
 失恋した娘は世をはかなんで、仏門に入る決心をして
 家出してしまった。娘の小間使いに忠義の心の厚い娘がおり、
 これが主人である娘の心を知って、何とか二人の間を取りもとうと
 神仏にも頼み心をくだいた。ところが不思議な縁で、かえって
 若者と小間使いが愛しあってしまい、やがて小間使いは
 可愛い女の子を産んだ。主人に申し訳ないと小間使いは
 姿をかくし、若者の心はやがて前の豪族の娘のもとに帰り、
 二人はめでたく結ばれる。
(筆者注=オトコエシは自分勝手である。)
 二人の前から消えた小間使いが、ある月の美しい晩、可愛らしい
 女の子とともに「月の世界に帰る」といって旅立ったのを見た
 里人があり、この小間使いは二人の恋を成就させるために
 この世にあらわれた出雲の神の使いであろうと評判した。
 この小間使いの愛したオミナエシはそれから、白黄二色の花を
 同時に咲かせるようになった。
 それは主人である豪族の娘と、彼女が愛した若者とを、
 一緒にして花を咲かせようと祈ったあの優しい心が凝って
 白黄二色の花を一つの草に付けたのであろう、と里人達は
 噂しあい、この花をミナノエシと呼ぶようになったという。


いかがでしたか。「月の話ではなく、花の話でしょっ!」という声も
聞こえそうですが、「花鳥風月」という言葉もありますので、
お許しください。

<オミナエシ 平成24年8月新潟県で撮影>
c0238060_10405012.jpg

しかし、ここまで書いてどうしても気になったのが、ミナノエシ。
インターネットF7E8.gifで画像検索してもヒットしないので、
やはり、伝説の花のようです。でも、オミナエシとオトコエシが
一緒に咲いているところならば、見沼周辺にもあるかも知れません。

あさっては、月が上る前に散策に行こうかな。
いい写真が撮れたら、また、このブログF7E8.gifで報告させていただきます。

最後まで、おツキあいいただきまして、ありがとうございました。

(サンダース)

by saitamacitypr | 2012-09-28 08:40 | さいたま伝 | Comments(0)


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