桜区小坂3態 〜 坂めぐり その八

陽気のいい時期に取材してためておいたネタが底をつき、
この寒空の下、坂道を求めてさまようことになりました。

今回は桜区です。
桜区は荒川べりに広がる地勢で凹凸が少ない。
坂が期待できるのは桜区でも東のほうになります。

中浦和駅から埼京線に沿って北上すると、沿線に氷川神社があります。
さいたま市には氷川神社の本家本元、元締め、親分がありますね。
市内各所にも覚えきれないほど氷川神社の子分がいて、
一度そのマップを作ってみたいと思っていましたが、それはさておき、
今回訪れた氷川神社は西堀氷川神社と呼ばれています。

その門前に通じる坂こそが社(やしろ)坂。じゃ〜ん。
これが、まあ、あっけないほど短い。30メートルくらいでしょうか。
下の写真が社坂全景。

<うーん、社坂>
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いや、ほんとうにこれが社坂なんですってば。
上の写真の向かって左側、黄土色の塀の中ほどに表示板あり。
少し、いや、カナリ、汚イ。
昭和59年度に愛称決定した坂で、当時のままの表示板だとすれば、
かれこれ30年近く昔の物件です。
汚い、ではなく、歴史を感じる、と訂正します。
(白いテープは実際看板についているもので、写真の後処理ではありません。)

<社坂の証拠>
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なお、西堀氷川神社は、田島の氷川神社と対になって、
西堀を上の宮、田島を下の宮とも言うそうな。

<近所のママさん達が、たき火囲んで井戸端会議>
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ほんとうに寒い日で、わたしもたき火に当たりたかったけれど
井戸端会議の喧騒になじめず、先を急ぐのでした。
境内のあるあたりは坂道の上ですから、少し小高い場所で、
そのまま小道を北上すると、南北に連なる細い尾根筋をたどることになります。
やがて、新六間道路に出ます。そのあたりが日向(ひなた)坂。
日向は付近の地名です。日当たりのよい土地柄が感じられます。

<冬の朝の影が伸びる日向坂>
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上の写真の向かって右側、木群れの前に標識があります。

<日向坂の標識>
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社坂の標識よりはまだキレイ。
日差しはあるけど気温は上がらず、すれ違う年配の女性方に
「寒いねえ」
「今朝は冷えたねえ」
などと何度か声をかけられました。
ナゼカ オバアチャンニ モテル日ラシイ。(ビミョウナ気分)

<寒いはずだよ、霜柱>
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さらに尾根筋を北上すると、向かって左側、すなわち西側に窪地があって、
細い道が一度下ってまた上る形になっています。

<奥の上り坂が富士見小坂>
c0238060_13343569.jpg


富士見小坂命名の由来がすばらしい。
「冬の朝この小さな坂を駆け上がると
雪化粧をした富士山がくっきりと見える
ところからこの名がある。」(『わがまち浦和』より)

どうです。行ってみたくなるでしょう。
しかも、冬の朝、晴れた日に。
かくして、今日が待ちに待ったその日です。

<富士見小坂のぼり口>
c0238060_13343518.jpg


小坂というだけあって、道幅は車がすれ違えず、
坂ののぼり口も極めてさりげない。
のぼっていけば、確かに表示板あり。

<名にし負う富士見小坂はふんぞり返る>
c0238060_1334354.jpg


ところが、坂から西側の眺望は、喬木と校舎(中島小学校)にさえぎれられて、
あはれ、富士は見えず。
無念である。

<富士山は木立と校舎の向こう側にある、はず>
c0238060_13343567.jpg


これじゃ見えるはずもなし。
人工の構造物の高所からではなく、坂の上から富士山が見えるなんて
平べったいさいたま市らしいなあと思って期待していたけれど、
まことに残念でした。
そういえば、以前に訪ねた富士見坂でも富士は見えませんでしたね。
それでも近くのマンションには、誇らしげに「富士見」の名。

<富士が見えなくなっても名は残る>
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富士見小坂から埼京線の南与野駅まで帰る道筋も
坂道を下ります。
TBSの安住紳一郎アナウンサーが二十歳のころ
この付近に住んでいて、自転車で駅に向かう途中、
坂道を止まりきれず自転車ごと田んぼに転落したそうですが、
田んぼはもうどこにも見当たらず。
ちなみに、その頃、与野市の成人式で彼がもらった記念品は、
小さな鉢植えのサボテンだったそうです。
今は何をくれるのかしら。

(成人式なんて何も覚えていないよ、ひげG)


曲がっていない曲坂     〜坂めぐり その一(曲坂)
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by saitamacitypr | 2013-01-25 14:59 | まちの話題 | Comments(0)


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